前記事のつづき・・・理論編です。
~ 脾の働き ~
『脾』って、今までも色々学んできましたが、
少し認識が変わりました。
脾は消化を統括しているシステムです。
膵臓・胃・小腸・肝臓の消化に携わる働きは、全て脾が統括しているのだとか。
そんな『脾』の主な働きは・・・
【1】運化を主る
食べた物を消化して、必要な形に変化させて全身に届ける機能の事を『運化』といいます。
『運化』には食べ物の消化・吸収作用である「水穀の運化」と、
水穀の運化で余ったものを、汗や尿で排泄させる「水湿の運化」に別れます。
【2】昇清を主る
食べた物の栄養物質を清めて、脾の気で心・肺・頭部に上げる働きを『昇清』といいます。
脾は『昇清』で、心・肺・頭部を養い、
胃は『降濁』で、腎に濁ったものを降ろします。
【3】統血を主る
統血とは、血液が血管外に溢れ出すのを防ぐ働き。
この機能が低下すると、打ち身のアザが出来やすかったり、
出血しやすい状態になるそうです。
『脾』は内臓の中心で、一番大切な働きをしていて、
体調不良や病の元になっている事が多いです。
四肢(手足)を主る臓器なので、
『脾』を正常に動かすには、
手足を動かして下さいね。
しっかりと、毎日。
今の時代は胃腸の弱い大人だけでなく、
お子様も多いとか・・・
小学生ぐらいの時に、しっかり運動すると、
胃腸も強くなるのだとか。
そして、胃腸を労わるには『少食』が基本です。
薬膳研究会で作った「おかゆ」がとっても美味しく感じたhanaです。・・・反省。
皆さんも、たまには労わってあげて下さい。
胃腸さん、ありがとう♪
by hana